虫歯、歯周炎等により不運にも抜歯となってしまった場合、口腔内全体を考え欠損部位に何か入れることをおすすめしています。時間等の都合で何も入れたくないという方もいらっしゃると思います。当院では、患者様の口腔内の状態に応じて補綴計画を提案させていただきます。インプラントができないからブリッジとかではなく、咬合の状態・残存歯の状態・全身的な健康状態等、個々の患者様に合わせた提案をさせていただきます。患者様に何でも気軽にお話ししただけるのを最大の目標としております。患者様に納得していただきベストな選択ができるよう努めてます。
どのようなものがあるか以下に述べます。
ブリッジ (保険) |
インプラント (自費) |
部分床義歯 (保険) |
スマイルデンチャー (自費) |
両隣の歯を削り、その歯を土台にして連結した被せを作り、欠損部分にダミーの歯を補う治療方法 |
チタン製の人工歯根を顎の骨に埋めこみ、土台となる部品を取り付け、その部品に被せものをする治療方法 |
欠損部分のみを補う部分入れ歯周囲の歯に金属のバネをかけて義歯を支える |
金属のバネを使わない入れ歯 |
■メリット
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■メリット
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■メリット
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■メリット
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□デメリット
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□デメリット
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□デメリット
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□デメリット
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費用 3割負担で2万円前後~ |
費用 1本40万円(税抜) |
費用 3割負担で4千円~2万円前後(本数などによる) |
費用 8~12万円(税抜) |
当院では歯を早期に失ってしまった方への欠損補綴の方法の一つとして、歯牙移植を提案させていただいております。これは、主に自分の親知らずを抜歯して欠損部位へ移植するというものです。
しかし、だれでもどんな症例でも可能というわけではなく、症例が限られるのが現実です。
以下に適応・非適応の一例を述べます。
インプラントとは、虫歯・歯周病などの病気や事故などで歯を失った時、歯を失った部分に人工歯根(インプラント体)を埋入して、その上に人工歯(上部構造)を装着させることでお口の見た目や機能の回復をはかる方法です。
外科手術により顎の骨へインプラント体を埋入し固定しますので、硬いものでもしっかり噛めるようになるなど、良好な噛み心地が得られます。
また治療範囲が歯の欠損部分に限定されますので、まわりの健康な歯に負担をかけずに治療できます。
「3iインプラント」を採用して高品質な治療をご提供しています。
インプラント治療においては、顎の骨と人工歯根の強い結合が望まれます。そのためには、初期に接触する血液や、その後に骨の細胞がインプラントの表面といかになじむかが重要であり、そこでポイントになってくるのが「表面性状」です。この点において、各メーカーがそれぞれ独自性を打ち出していますが、そのなかでも3iインプラントの表面性状は特に優れた効果が実証されています。
3iインプラントは、アメリカのImplant Innovations社の製造によるもので、歯科医療の先進国である米国で高いシェアを誇るインプラントです。最大の特徴は、特許を取得している「オッセオタイト」という表面性状にあります。オッセオタイトは、骨とうまくなじむようにインプラント表面をダブル酸処理したもので、これによりインプラントと顎の骨の結合「オッセオインテグレーション」が強力に促進されるのです。
3iインプラントは、100パターンを超えるシステムがあるインプラントなので、あらゆる症例にきめ細かく対応できるのが大きなメリットです。患者さんの症例に合わせて、最適なシステムを選択することができるのです。
2,500本以上の3iインプラントの成功率調査によると、5年間平均で97.2%、不良骨で98.6%と、非常に高い成功率を誇っています。1999年には「骨が不良な部位における治癒実績を改善した唯一のインプラント」としてFDA(アメリカ食品医薬品局)に認められています。
素晴らしいインプラントを使用するだけでなく、JIPIというスタディーグループに所属しインプラント治療のコースを修了した院長が全て治療を行います。
STEP1 診査
インプラント治療をするにはまずは現在の状態の診査が必要です。診査には視診、レントゲン診査、CTによる簡易診査、模型による診査があります。インプラントが安全に行えるかの総合的な検査を行います。
STEP2 初期治療
各種検査の後、インプラントが可能となった場合すぐにインプラントのオペをするわけではございません。歯周病や虫歯のある方は、トータルでその治療をしなくてはなりません。お口の中の細菌量を減らしインプラントができる環境作りが必要です。インプラントを長持ちさせるためにも大切な過程になります。
この時点で保存できない歯は抜歯することになります。(ケースによってはあとで抜歯する場合もあります)
STEP3 サージカルガイドの作製
①最初にお口全体の型取りさせて頂いた模型を元にCT撮影専用テンプレート作製
②テンプレートを口腔内に装着しCT撮影
③インプラントシュミレーションソフトにて解析。当院ではBioNaシステムを導入しています。
④歯科技工士と打ち合わせしてインプラントの埋入ポジションの決定
⑤サージカルガイド作製
STEP4 埋入手術(1次手術)
患者様に合った穴の位置・角度・深さをコンピューターで割り出し、その通りに手術をするための補助装置(サージカルガイド)を使ってインプラントを埋めるため、安心安全に埋入手術が行えるのが特徴です。当院ではBioNaシステムを導入しています。
局所麻酔で行い、症例にもより異なりますが、手術の所要時間は1時間〜2時間程度です。
術後の管理【1次手術の翌日】
術後は抗生物質と消炎鎮痛剤を服用してもらいます。多くの場合はひどい痛みはありません。
STEP5 2次手術【手術日より3ヵ月~6ヶ月】
最初の手術では当院の場合完全に歯肉の下に隠れるようにインプラントを埋め込む場合が殆どです。
その場合、2次手術では歯肉の上にインプラントの頭が出るようにします。
この手術は1次手術よりも時間はかかりませんし、切開する範囲も狭いです。
ここでインプラントにヒーリングアバットメントと呼ばれる歯肉を貫通する長さのネジをとりつけます。
この時にインプラントと骨の結合具合を調べるためにISQ値を調べます。
当院ではosseo100を導入しております。数値化された値をもとにインプラントの固定具合を確認し次のステップに進みます。
またこのステップの時に歯肉に厚みが無い場合に上顎口蓋から歯肉を移植することを提案させてもらうことがあります。
STEP6 型とり【2次手術より2~8週間】
歯肉の治りを待って型とりします。ここで採った精密な印象をもとに歯を作成します。
1〜3本のインプラントであれば埋入したインプラント体にインプラント専用のスキャンボディをつけ光学印象トリオス4でも印象可能です。
従来法のシリコン印象をすることもあります。
STEP7 上部構造装着
最終的な歯が装着されて、やっと噛めるようになります。
STEP8 メンテナンス
インプラント治療終了後もインプラント周囲の炎症をおこさないよう、定期的なメンテナンスを続けていきます。
人工歯根(=インプラント)を顎の骨に埋め込み、それを土台として別途作製する人工歯(上部構造)を装着します。
保証はインプラント体、上部構造共に5年です。3ヶ月〜6ヶ月に1回メンテナンスに通って頂くのが条件となります。
保険は適用されません。自費診療となります。(※以下税別価格)
40万円(インプラント治療1本あたり。上部構造込み。)
骨や歯肉が不足する場合
口腔内の状況や治療内容により異なりますが、通常4~6ヶ月かかります。
※以下の方は、インプラント治療を見合わせて頂く方が良いです。